Migimimi sleep tight 「Escape from Tsuki No Uragawa ZOO」MV(2016/11/23発売)

Migimimi sleep tight「Escape from Tsuki No Uragawa ZOO」MVの絵をかきました。
映像作家のヨシイカズトさんと、そして音楽のMigimimi sleep tightとのコラボレーション。

わたしはもう全部のシーンいちまいいちまいを見てきているので、何度みても、気づくと最後の雫がおちてきていて、はっとします。
音楽も耳に残るし、キラキラとしたところと物悲しさのある、なんというか、大きな作品なので、ぜひご覧くださいな。たくさんの人に、ヨシイさんのアニメーションと、Migimimiの音楽と、わたしの絵が届くといいなと思います。

ヨシイさんがわたしのかいたイメージを基に動きをかいてくださって、またそれをトレスしてゆく作業を積み重ねて、どんどん展開も絵も変わっていって、それ自体は地味な作業なのだけれどとてもドラマチックな制作でした。

涼平くんのイメージとストーリーを具体的に映像にするために各シーンの打ち合わせ(よしいさん、あのときなんだかやたらと眠たがっていてごめんなさい!)
月の裏側動物園というのがあって、すごくさびれているのだけれどそこにいるうさぎを主人公がつれだして地球に逃げ出す。それからなんやかやあるのだけれどうさぎは結局主人公といっしょにいられなくて消えてしまって、見上げると月のもようが微笑んで、そして涙を落とす。というのがはじめの設定でした。たぶん。うろ覚え。

なんやかや、というのがあまり定まっていなくて、ただサビのところに合わせて色とりどりのグリッドが明滅するイメージを伝えられていたのですが、その後かいたわたしの絵コンテも(これまたひどくラフ)とぎれとぎれの絵しかなかったのを、よしいさんが間を全部おぎなって映像にしてくれた感じ。
映像、というのはほんとうに「流れるもの」なのだなあ、と思った。これがなんとなくこういうふうになったよ、という変化の「なんとなく」を叙述してゆく。

それから背景何枚かとキャラクター何パターンかかいて、またたりない部分をかいて、変えて、動きを増やして、場面を増やして、また映像が変わって…と、何度もやりとりするたびにどんどんヨシイさんの映像の精度が上がっていったというか、細かい動きや場面に描いていないところまで見えてきて、わたしのぼんやり思っていた映像みたいなものを何倍にも増幅させて具現化してくださって、魔法のようでした。
締め切りが近くて、てきとうに手をぬいて作ることもできたと思うのだけれど、ヨシイさんはどんどんこだわって、すごい枚数の絵を送ってきて(たぶん200枚以上どさっと送られてきて、びっくりして最初は青ざめた)、枚数かくのに慣れていないので大変ではあったけれど、とてもしあわせなお仕事でした。
ぜったいよくなる!と信頼できる人とお仕事ができるのはとてもありがたいことだなあ。
夏の暑いときにとりかかって、出来上がったときはなんだか落ち着かないような気がしました。季節もほぼ冬で月がきれいな季節。
Migimimiの音楽もデモからどんどん音のスケール感が大きくなっていったので、来るたびたのしみでした。映像とからまってねじられながら流れるようなイメージ。
そうだ、動物園の見張りや木の上の家、そしてタイトルロゴになっている動物園の門もヨシイさんの案でした。なにからなにまで勉強になった!

ということでとても思い入れがあって長くなってしまいましたが、ふつうに、「ああこういうところなんだな、音楽すてきだなあ」とさらーっと目からあたまの中に入って、しかもなかでふわっと広がるような映像になっていたらうれしいです。

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