「Trompe-l’œil」2016/2/16-28

group exhibition  “Trompe-l’œil”

2/16(tue) – 2/28(sun) 2016

open 12:00 – 20:00

月曜日(2/22)close / 最終日(2/28)-17:00

at L’illustre Galerie LE MONDE
(ギャラリー・ルモンド)

Opening Party
2/16(tue) 17:00 – 20:00

大山美鈴/川口絵里衣/Nao/中川恵理子

Trompe-l’œil(トロンプ・ルイユ)とはフランス語で“目を騙す”の意味。スタイルの異なる4名のイラストレーター(大山美鈴、川口絵里衣、Nao、中川恵理子)によるファンタジィをお楽しみください。

在廊日については大山美鈴のtwitter/instagram/facebookイベントページ
をご覧いただければ幸いです。

– – – – –
原宿のギャラリー・ルモンドの企画展に参加しています。

わたしはふだんほぼ毎晩、カメラを持って近所を散歩して、電線や家々の写真をとってまわっているのですが
今回はその散歩をしながら思ったことや見たことを絵と、あと初めて文章もいっしょに展示しています。
いつもかいている絵の最初のアイディアはだいたいさんぽの時に思いついて、ボイスメモにとるところから広がるのですが、思いつきだけじゃなくて散歩自体を絵にしました。
「トロンプルイユ」(だまし絵)がテーマということで、遠近感や次元のずれてるところがくっついていたり離れていたり、そういうつぎはぎが頭のなかでつくられているところを考えてみたら
あああの時間だ、と思って。

「トーキョーインプレッション」というシリーズで、今回は1〜5をかきおろしましたが
これからまた続けてかいていきたいなと思っています。

DSCF6001DSCF6002

二次元が三次元になるとき、線が減って面になる。
逆に面が線になると画面は複雑になる。
そこの単純化または複雑化を、実際のつくりを無視してできてゆくのがトロンプルイユで、
さらにわたしはそこに二次元でも別のレイヤーを加えたり、面に乗るもようだけを外したり、
そういう歪みを加えていきたいと思っていて、あと
ペン画と色のバランス、
人気のある絵のかんじとかきたいもののバランス、
しめきりまでの時間、
やりたいこと伝えたいことと不必要なもの、
とかいろんなことを考えながらつくって、
できたかどうかはわからないけれど自分ではかなり気に入る作品ができました。
絵はひとつ以外販売しているので、展示がおわったらもう見れなくなります。
これ当たり前なのだけどなんだかすっかり忘れていて、
でも今回の作品はとくに実物と写真だと全然ちがうので、
ぜひ行っていろんな角度から、近づいたり離れたりして見てみてくださいな。
本当に気に入っている。
「トーキョーインプレッション」、また改めてひとつひとつの作品についてもかく予定です。