月別アーカイブ: 2010年12月

ありがとうございました!

きのう12月25日、大山美鈴展「注文の多い絵かきさん、注文の多い料理展」
ぶじ終了しました。
今回もほんとにたくさんの方がおいで下さって、
注文が多くてちょっとめんどくさい絵かきさんにおつきあいいただき、ありがとうございました。
1ヶ月またあっという間にすぎて、たのしかった!私しあわせだな

明治大学とヒナタ屋のみなさま、ほんとにお世話になりました。
制作がぎりぎりになってしまってばたばたしてたけれど、だんだんおうちにいるみたいに毎日なつかしいかんじで、
今度お店にいったら私の絵もうないんだな、と思うとすごくさみしい。

窓の絵もオープン前に少しずつ毎日かいていって、

イブの夜に外から見たところ!サンタさんにもすぐ分かるね

さいごの日クリスマスの朝、見てたらなんだかじんわり、さみしくなりました。

終わったあとはヒナタ屋の窓から離れてお客さまのおうちに行ったよ

– – – – –

私は本がとても好きで、それは読むのもそうだけれど形として見た目も、
中に1この世界があるというところもすごいなと思っていて
紙をとじてるというところをいかして、本を切り抜いてお話をそのまんま視覚化する、って
作品をつくりたいなと思っていたので、ちょうど出来てよかったな
他にもやりたかったアイディア、色々形にできた!

でも今回シンプルに一枚で完成する「絵」というのをほとんど作らなくて
本をテーマにけっこう好き勝手やってしまっったので、制作とちゅうはとても楽しかったけれど
展示がはじまって、見にきてくださった人が全然気に入らなくて
がっかりして帰ったらなんか申し訳ないなー、と内心ちょっと心配でした。
でも始まって、AからYまでお店の中をぐるぐるまわって、開いて、「わあ!」っていう反応とか、
ああでもないこうでもないとパズルをひっくり返してるのとか、
にこにこ1ページずつ本をめくっているようすとか、
見てたら本当うれしくて、何度もウッカリ泣きそうになりました。
VとQが初日に間に合わなかったり(ぎりぎり当日できたけど!)
オークションの連絡方法とかばたばたしちゃったり、展示方法とかまた反省点はたくさんですが、とにかくよかった~

夏ぶりにお会いできた方がた、お話できておもしろかったです。
お越しいただけるだけでうれしいのにまた目にみえるものもたくさん色々いただいてしまってどうもありがとう。
どらやきにチョコはとサブレーラスククッキーゼリーグミ、通りもんにチョコリング!
どれもおいしくむしゃむしゃいただきました。
あえなかった方のノートのコメントもうれしかった

クリスマスイブにはいらっしゃった方とプレゼント交換しました。好きなものたっくさん!
私からはちっちゃいノートにお客さまのリクエストの絵かいたやつ。
一生けんめい描いたけど、なんだかお話するのもたのしいしどうももらってばっかりで
一人ずつにもういっかいありがとう言いたいなーみんな大好きです
素敵なクリスマスになりました。すごいの!

ヒナタ屋のクリスマスツリー!ちょっと遅いけどメリークリスマス!

ふしぎなのは、前の展示のときも今回も「なんかイメージ的に黄色かなと思って」
と黄色いものを下さる方が多くて、
ヒナタ屋の店主さんも私の絵をみながら「黄色が印象的だよね」っておっしゃって、
黄色ってあんまり意識したことなかったのにふしぎなかんじ。

– – – – –
今回たまたまアートライブラリーという企画に参加することになって、
アートライブラリーは12日までだったけれどヒナタ屋では展示期間を25日まで伸ばしていただけて。
学生さんとランチいったり楽しかったなー神保町もすっかり好きになりました
そうだ、タビーのスタンプラリー展示でお世話になったラ・ムッジーナカフェのスタッフさんたちも展示見に来てくれたよ

今年はスタンプラリーと注文の多い料理展、制作と展示のしあわせな毎日で、
ほんとにご縁にめぐまれた年でした。
私の今年の一文字は「縁」だなー!「運」もそう。
絵かいててよかったーって何度も思えたし、
作りたいものをどんどん形にしてこうって決心も大丈夫って後押ししてもらえたかんじです。

たくさん素敵な人にあえて、私語彙がなにもなくて同じことしかいえないけど
ほんとにどうもありがとう。
感謝することばっかり!お返しできないから、これからも一生けんめい作品を作ります。
また次の展示で会おうね~

こんどヒナタ屋にゆっくりごはんたべにいこっと!

大事なおしらせ

大山美鈴「注文の多い絵かきさん、注文の多い料理展」
25日まで開催中、
なのですが、作品のご購入について大事なお知らせです。
ちなみに前にもお知らせしたのですが今回作品はすべてオークション形式で、
・作品についている値札
・会場においてある入札用紙
にご記入後、箱に投函していただいています。

それで肝心な、しめきりじかん!
最終日25日、夕方から会場のHINATA-YAで貸切パーティがあるので、
オークションは
16時に、終了させていただくことになりました。
狙っていたのにお越しになれない方もいるかと思うのですが
やむをえず、16時きっかりにしめきりにします。

25日16時!

念のためもういっかい、「25日の16時」です。
どうぞよろしくお願いいたします。

落札された方には、年内に電話にて連絡さしあげる予定です。
連絡がおわりましたら、ブログやツイッターでもその旨お知らせいたします。

いまVとQをようやく制作中なので、最終日までにはアルファベット全部そろうはず。
今までお越しいただいたみなさま、ありがとうございます☆
これからのお客さま、お会いできるのをほんとにたのしみにお待ちしています。

なるべく時間に合わせて伺いますので、お気軽にご連絡くださいな。
misuzuoyamaをフォローしましょう
info@misuzu-oyama.com

大山美鈴展てんテン

なんだかパタパタしてる間にもう1週間!
パタパタママ パタパタママ
なんとかなるかなって思ってたら、搬入まで10日くらいほんとに一歩も家を出られなくなりました。
今回はあせるのおそかった!
でも無事、どうにか泳いでこれました。よかったー!
(まだVとQがないのだけどね、忘れたふりして気長にお待ちくださいな)
というわけで、本の町・神保町で開催中です。


大山美鈴
『注文の多い絵かきさん、注文の多い料理展』

2010年12月1日(水)~12月25日(土)

at Cafe HINATA-YA


前にも書いたのですが、今回は本の町で本がテーマの展示になってます。
1日は題にAのつく本
2日はBの本
3日はCの本

モチーフに使った本のリストがあるので、気になる方はこういうカレンダーみたいな表紙の
白いかんたんな冊子を開いてみてくださいな。
タイトルと作者を一覧にしてみました(VとQとZはないけど!イヒヒ)

あと、M・N・O・P・S・Tは一緒の箱にはいってパズルになってます。
ちょっと分かりづらいので、もとの絵!

これがM(モモ / ミヒャエル・エンデ)

これがN(猫町 / 萩原朔太郎)

これはO(おどる12人のおひめさま / エロール・ル・カイン)

これはT(時計坂の家 / 高楼方子)

Pは9こセットじゃなくて、どのように組み合わせてもいい形になってます。
あとSは鏡のやつ。

なんかめんどくさいかしらとちょっとは思うのだけどね。
「注文はずいぶん多いでしょうがどうか一々こらえて下さい。」って言っちゃう!
絵というよりはしかけのついた本というかんじでゆっくり遊んでいってほしいなと思います。
本て読むのももちろんとても楽しいけど、それ以前に「めくる」って動きがすごいしかけだと思うのね。
次が見えない状態で、ばあ!ってなるんだもんなー
いつも同じ結果になるとは限らないかも知れない、緊張感があるよねえ
CDのデザインするときもその、見えないとこをめくるって動きをどうにかうまくできないかなって
よく思ってたけどなかなかむずかしい。

11(K)とか6(F)とか、中のほうにたくさん落書きしてあったり、
9(I)もむやみに中身引っ張り出したりしてくれたらうれしいし
カフェに作品が点在してるので、どれが何だかまず探すところから始まって
ちょっと気になったのを席まで持ってって、
読むみたいに1ページずつのぞき見てもらえればいいなーだらだらと。
多少こわれても、言っていただければすぐ直すので(桜折っちゃった、エヘってかんじでね)
どんどんさわってみてくださいな(水濡れだけはちょっと直せないけど)
なんかちょこちょこ色々しこんであるはず。
あともとの本も何冊か持ってきておいてあるので、気になる本あったらどんどん読んでもらえれば。


で、おまけにこんなプラ板がついてるので、日付と対応するアルファベットのやつを
見つけた方にさしあげますです
クリスマスまでのカウントダウン!
今日は7日だから、Gのプラ板が無事、誰かのお家にいきました。

– – – – –
なんか「ゆうまだきらら」とか「はるのよの」とかじっくり描きこんでる絵は、構成の段階で
組み立てたお話の時間軸全部を配置してって、意味を置き換えてここに当てはめて…
ってなかんじで実はとてもきっちりぎっちり計画的に下書きをする、というか
設計するので、アイディアをまとめるところからとても時間がかかるし
下書き中は頭が混乱するので音楽がかけられないことが多い。
のだけど、
今回展示してる作品は(時間の関係もあってね)ずーっと音楽かけっぱなしで
考えたことを一回まとめずそのままダイレクトに反映させちゃったものばかりで、
それでも私の好きなものとか考えてることってあんまり変わらないんだなと分かったりして
案外、今までにないかんじでおもしろい経験でした。
やりたいことやっちゃった。エッヘヘ
でも私やっぱり本と絵と、なんか作るのすきだなあ

だから見る側もきっと、じっくりゆっくり中に入りこんでシナリオを探すってかんじじゃなくて
楽しい~ってなんとなーくあそんでるうちに気づいたら時間がすごいたってた、とか
そんなかんじになったらたのしいなあと思います。
もちろん人のことはわかんないけどね

– – – – –

先日お客さんに聞かれたのですが、本の形の作品、どう飾ってほしいかというと
なんとなくお気に入りの本といっしょに本棚においといて、忘れたころ開いて
あっこんなのあった!ってにこにこして見ちゃうとか。そんなのがいいな。
へそくりはさんどいて忘れてたみたいな。

あともう1こ聞かれたのが、とくにお気に入りの本。
ほんとに好きな本ばっかりで選べないのだけど、ぱっと見るだけでほんとにファーってなるのが、上にもでたけど
「おどる12人のおひめさま」(エロール・ル・カイン)
「猫町」(萩原朔太郎)
それから、あんまり有名じゃないかも知れないけどすごく好きなので読んでみてほしいなっていうのが
「仮面の国のユリコ」(浜たかや)
「時計坂の家」(高楼方子)
どれも私の頭の中の国を作ってるだいじな布たちです。
んーでもいちばん近いというか、私の部屋から鍵穴ごしに見えるかんじの親近感があるのは
やっぱりミヒャエル・エンデかなあ。


おまけ!
今日はフォトグラファーのNORIさんと、衣装デザイナーのmakiさんがあそびにきてくれました。
NORIさんもアートライブラリーに参加してて、Folioっていうところでクロアチアの写真を展示してるのです。
いっしょ見にいってきたけど、日差しと空気がガラス割れたらさーっと流れてきそうで、
写真て窓みたいなんだねと思いました。
屋根、かわいいなあ