月別アーカイブ: 2012年1月

大山美鈴「rabbit hole library」展

とうとう、1週間後にはじまるよー!ワーイ

ギャラリーのartistページに、大山美鈴インタビュー掲載していただいてます。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f26
かきかたとか、今までのこと、これからのこと、個展の見どころなんかについて話しました。
かっこいい写真もとっていただいたよヒヒ

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さて今回の個展ではほんとにたくさん今までの絵を展示して、販売します。
これはすごい時間かかったからなーうぐー手放せないーーって思ってたのも、
なんだか私のとこに眠ってるより、眠れないだれかのとこで夜な夜な眺めてほしいなーと
やっと思えるようになったので、ちょっと買いやすいはず。たぶん。きっと!
私はきっと見逃しちゃってるけど、毎日ほんとは絵も変わって、目離したすきに
くるくる動いてるのかも知れないなー
色んなお話をつめこんで、色んなこと考えながら、ちくちくぽちぽちとかきためてきた絵たちなので、
なんだかたぶん私のかわりにどこかのうちで、見ればおしゃべりしてくれるんじゃないかなと思います。
孫悟空が髪の毛ぬいて分身つくるかんじで!
(今私キノコ頭だから、どっちかというと胞子に近いかも)
どうなるか分からないけれど、もう見れない作品もあると思うので、じっくり見にきていただけたらほんとうれしいです。
そしたらまたお礼のかわりにたくさん絵かこう~

今回は前にも言ったようにアリスをテーマに色々かいているのだけれど、
特に気に入ってるのは、半立体の裁判の絵!
「whi stole the Tarts?」(だれがパイをぬすんだか?)の部分の絵で、陪審員が12人
+もう1セット、12人いて、手話でMISUZU OYAMAの文字つくってたり、
ぎんちゃんも隠れているよ。

これに、

こうなって、

こうなってから、

こんなかんじ!

私相変わらず写真へたっぴだなあ
ギャラリーは写真撮影自由なので、おっこれぞという写真とれた方はぜひ私に送ってくださいなー

それから、トランプもかきました。
全部の模様分は間に合わなかったけど、1~13とジョーカー(これはポストカード)

ジョーカーはふつうの道化ではなくて、王室づきの宮廷道化師が描かれるらしくて、
つまりサーカス物語のお話の中の道化とか、リア王の道化にあたるんだなーと思ったのだけど
不思議の国のアリスの中ではうさぎと、あとアリスもジョーカーの役割としての位置づけなのかなーとか思いながらかいてました。
ジョーカーは魔法使いでひとりだけイレギュラーな動きするんだけど案内役だったりほんとに切り札として大事な曲がり角ごとにあらわれるから、
そうするとアリスにとっての道案内はうさぎで(ほんとに王様と女王さまの側近だし)、読者にとっての道案内はアリス。
あと調べてて面白かったのは、トランプは太陽の周期、一年を表しているという記述で
1から13まで足すと91になって、それを4パターン、×4すると364になるのね
それにジョーカー2枚で366。ジョーカーの一枚はうるう日にあたる存在で、あーアリスなんだなってストンと納得しちゃった

それから、落選確実の立候補者をハンプティダンプティっていうこととか、
やっぱり1冊の本からいろんなお話につながっててきりがなくて、本はおもしろいなー
(ちなみに当選確実な立候補者はミッキーマウスというらしい)

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あと今回はD,ariっていう帽子ブランドとコラボで帽子をつくりました。

CA4LAにいたデザイナーさんなのだけど、サイズ調節機能が隠れてたりつばがワイヤーで変形できたりしてすごく素敵なのよフフ
ハンドメイドなので1つずつしかないのだけど、自分でもとても気に入ってるので早く見せたいな

あともうちょっとがんばろう~
それから、ちょこっと遅くなっちゃったのですがDM今日お送りします。
もし郵送をご希望の方いらっしゃったらお気軽にお申し付けくださいな。
(前にご記帳いただいた方とかには送りマース!)
ご質問やご要望もじゃんじゃかどうぞ
info@msiuzu-oyama.com
twitter: @misuzuoyama

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大山美鈴 『rabbit hole library』展
2012年2月3日(金)- 15日(水)11:00-20:00 毎週木曜休
(最終日のみ18:00まで)
gallery speak for

【ギャラリートーク開催】
2012年2月3日(金)18:30~ 入場無料
作品解説=大山美鈴

展示詳細はこちら

前のお知らせ記事

それではみなさま、会場にてお会いできますことたのしみにしてます!
(どうしても嘘というか社交辞令みたいになるからむつかしいのだけど、
ほんとにほんとに楽しみにしているのよー!)

Misuzu Oyama Exhibition”rabbit hole library”

あけましておめでとうございます!
去年もみなさまのおかげでたくさん好きなもの作って、
たくさん素敵なことがあって素敵な人たちに会えて、もうほんとにしあわせな年になりました。
どうもありがとう。
2012年も楽しいこといっぱいになるねきっと。
今年もどうぞよろしくお願いいたします★

さて、2月の個展の詳細をアップしました。
Exhibition

大山美鈴 『rabbit hole library』展
2012年2月3日(金)- 15日(水)11:00-20:00 毎週木曜休
(最終日のみ18:00まで)
gallery speak for

【ギャラリートーク開催】
2012年2月3日(金)18:30~ 入場無料
作品解説=大山美鈴

展示内容についてはこちらをご覧いただければと思います。


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タイトルの「rabbit hole library」は不思議の国のアリスからとりました。
私は絵をかくときにお話からモチーフをもってくることがほとんどで、
一つか、またはいくつかのお話を自分に重ねたり、他のお話と組み合わせたり、
ばらばらにしてはぎ合わせたり再解釈してそれを絵の中に置き換えるという作業をしています。
そのなかでもやっぱり、不思議の国のアリスと鏡の国のアリスは私の根っこのとこにあって
どこに行くにもちょこちょこっと顔を出してくるみたいな存在で、今回はそれをメインテーマに決めました。
不思議の国のアリスはうさぎ穴からすべての物語が始まって、で最後には目がさめるわけだけれど
目がさめたところも「おしまい」って文字の後も、ずーっとアリスはうさぎの穴を落ち続けてるのかもしれないなと思うのね。
昼と夜、夢と現実、そういうのの間にあって
たくさんの本が積み重なってて、鏡とかジャムとか生活があったりして、
すべてのお話がそこにつまっているうさぎの穴。

今回、今までかいてきた全部の時間のなかの絵を引っ張り出してずらーっと並べてみよう、ということになって
あー私の絵とか頭のなかは、うさぎ穴をフワフワしてるんだなと思ったのです。
うさぎ穴が図書館になってて、私のすべてのアーカイブがあって、
でも全然きっちりしてなくて上も下もわかんないし寝てるか起きてるのかも分かんないかんじで
今日ここまできてますーっていうところ。

あと、ギャラリーが半分地下にあるので
『地下の国のアリス』ってさいしょの原題だったかな、それも頭にあって、だからどうしてもアリス。
代官山の、蔦屋書店のすぐ近くのギャラリーです。
(蔦屋書店、ほしい本がなんでもあってもうほんとに夢の国!)

今まであんまり公開する機会のなかった、CDジャケットのイラストとかも展示します。
アヤビエ「鉄の島」とか、あと2/15発売の葵&涼平「情景ならびに喉、指先。」の表ジャケット。
アーカイブに加えて、新作も20点くらい描きました。
あと今回はグッズも色々だすのでお楽しみに~
在廊日、おってお知らせしますが初日のギャラリートークにおいでいただけたらうれしい!
色々しゃべるよフフ