すきなもの

好きな作品が自分の作品にどう影響するのかというようなことを友人にきかれたので考えたこと
思いつきは結局今まで見てきた全部がごちゃごちゃと組み合わさって生まれているから、好き嫌いに関わらず何か見たり聞いたり動いたら絶対影響はしているんだと思う。
でも中でも二通りあって、私のすきなものは
絶対まねできなくて憧れ焦がれているけれど追いつけないから見てるだけの、

受けた印象とか雰囲気とかが自分の根っこにからまって離れなくて、方法やアイデアを無意識か・または意識的に真似たり組み合わせる
のがあるかなと思いました。
書いててもよく分かんないけど。
でも時々自分のイメージだったか他のイメージまるまるそのまんまなのか忘れちゃうことがあって、それは怖いことだわ。
いきなりぽっと浮かんできた光景とか言葉とかがどこかで見たものだったか今思いついたものなのかの区別をするのに、引き出しをがんがん叩いて、
書類の山をかきわけて手ざわりで見つけ出すかんじ。
分かりやすいのならいいんだけど、夢うつつで見た映画とかが厄介なんだよな…
きのうは「力を使うと目の色がほとんどしろになるんだ!」
みたいなセリフが、漫画ということは分かったんだけどなかなか出てこなくて(もちろん自分の部屋とごっちゃにはならなかったけど)半日悩んだ。
海の闇、月の影?だったかな?のセリフだった!ジーンだっけな…
見れば分かるけどなんかしゃくだから調べない。


最近やっとミシンをぼちぼち使えるようになったので、縫い物がすごく楽しいです。右はミスター歯なのに母はぞうさん?と言ってた。


明日からドイツ、フランスとチェコにいってきます。
チェコは私の根っこのとこに住み着いているだいすきなものたちがやってきたところなのでとても楽しみです。
そういえば時々聞かれるのですがシュヴァンクマイエル。
夢に見たりイメージがあるのにどうしても自分では一生作り出せないぼやぼやを再現してしまう気がして、大好きだけど恨めしいけど大好きです。
私もALICEにすごくびっくりしてストップモーションアニメを知った人なのですが、家を出たくない日に何本もずーっと見たりしていたので、
クローゼットとか箱とか(でも中に入ると広い)スーツケースみたいな、
なんというか自分だけの言葉があるところのような一方的な直感があって好きです。棺の家とかジャバウォッキーとかの距離感。
ラウル・セルヴェ、トルンカ、カレル・ゼマンの作品もちょっとしたシーンにすごくはっとしてしまって、うっとりして、ちょっと悔しくなる。
でも確実に根っこにからみついているというか、自分の部屋の窓に常に映りこんでいるかんじ。
あとノルシュタインのはりねずみ!
微妙にかわいくない顔とかちょっとぼろっとしてたり、
ぶつぶつ話すしカッタカタ歩いてるし、うろたえて走り回ってるようすとか犬が飛び出してくるところとか、木とか!
どうしたらあんな霧を作りだせるんだろうなあ。
もうそういう場所があるようにしか思えない。
スタレーヴィチのTHE MASCOTもすきです。
なんかあのカタカタの不完全な動きかたと表情とか、私はあまり普段スムーズな動きというのを意識していないので、かえってピンとくるような気がする。
たぶん一番最初にみたパペットアニメは「くるみ割り人形」で、
ドロッセルマイヤーおじさんが怖くて印象に残っていたのですが
最近やっと見直して、すごく感動しました。
小さいころの記憶って変なとこで鮮明で、何で衝撃をうけたのかとかすぐわかっておもしろい。
それに意外と好みって変わらないもんだなと思う。
あと「ナーザの大暴れ」も、断片的な記憶の中身と一致したとき嬉しかった。
ああ長いな。
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そうだたぶんドイツの映画だと思うのですが、
・プールに潜水艦がとまってて、女の人がロッカーを開けたり閉めたり、
走り回っている
・馬小屋に住んでいる人と、中世の貴族ふうなかっこうで中はワラだらけの家に住んでいる女の人が一緒に逃げていく話で、とちゅう天使にあったり道でずっと待っている楽団がいたり、オモチャのすごく小さい家にとまったりする
これがどうしてもどの映画だか思い出せなくてすごく気になっているので、分かる方いらっしゃったらどうか教えてください。
あー気になる。
そしてこんなとこまで読んでくださった方ありがとう。
(オマケは何もない)