CollaborATelier#5

すっかり更新さぼってしまって、まとめてのお知らせになってしまいました。

まずひとつめ、
STUDIO VOICEの連載「CAT」第5回。

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CollaborATelier
大山美鈴の「コラボ・アトリエ」#5「洋服」

仕立て屋の杉澤達也さんとのコラボです。
杉澤さんはシアタープロダクツのパタンナーをしていた方で、
現在はhome clothingという服やさんをしています。
それはデザインした服を売る、というのではなくて
一人ひとり「こんなお洋服がほしい」とお話を聞いて、提案をして、その人だけの特別な一張羅を仕立てる、という素敵な仕立て屋さんなのです。

私自身、洋服はとても好きなのですが全然柄ものを着ないし
洋服つくってみたいけど、どうデザイナーさんと折り合いつけてくのかしらと思ってたときに
杉澤さんの服づくりのコンセプトを聞いて、これはぜひこの人にお願いしたいなー!!と思ってコラボが実現しました。
お互い、相手の話を聞いてアイディアを出し合いながら服づくりがはじまりました。
出来上がった作品だけでなくてその過程も撮れたらおもしろいね、と
私が絵を描きながら杉澤さんがスカートをどんどん螺旋状に広げて仕立てて行く、ドレスを作ることになりました。
杉澤さんのラフ、かわいい!
絵みるとその人のことがよくわかるねえ

スタジオボイス企画-1

今は世界的な流行というのもなくなって、人間の試行錯誤の時代が終わって
これからは少しずつ昔の焼き直しをしながら個人がたくさんの中から選択を出来る時代。
洋服はどんどん消費されていってしまうけれど一方で気に入ったものはずっと着るし、
でもその気に入るものがなかなかなかったりして、
その人のお気に入りのたった一着を作れたらいいな、とホームクロージングを始めたってお話がすごくいいなあと思って印象的でした。
(たぶんそんなかんじなはず)
スタジオボイスの編集長も、お話してたときに
東京は更新されることがかっこよかったんだけど今は世界中がフラットになってる、っていうようなことを言ってて
そんな中でみんな自分の大事なものを見直して丁寧に作ったり、生活したりしようとしてるのかなあ

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絵のテーマも洋服にしよう、と決めて絵具ののりやすい生地を選んだり形を決めて、
仮縫いからの、私の一張羅が出来てきたときは感動しちゃったよ
忘れがちだけどお洋服って人が作ってるんだよね
そしてそれから服に直接、絵をかきはじめました。緊張した…
私まとめるのが下手なのだけど杉澤さんがブログに過程書いてくださってるのでぜひ見てみてくださいな。
HOME CLOTHING official blog
とてもとても丁寧に毎日を過ごしてる人で、本当に丁寧なお仕事をしてくださいました。

絵のことは下に書くとして、絵かきの私と仕立て屋の杉澤さんの作ったお洋服なので
写真のモデルもそのまま私と杉澤さんで写ってます。へへ
私はともかく、杉澤さんとお洋服はほんとにすてき!!

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photo: Ogawa Masaki
クッキーの撮影でお世話になった小川さんが、写真を素敵に仕上げてくださいました。
室内の撮影はLuckandです。

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絵は、描きやすいように生地に試し描きして選んだので
直接布にペンでかいて、アクリル絵具で色をのせてます。
杉澤さんと、お洋服のたどってきた変遷の歴史についてもお話してたので
世界各国のお洋服(私はここのところロシアとトルコの民族衣装と建物にはまってるので、特に目立つとこはそれ)
と、年代別のお洋服をかきました。
遠くからみてしましまに見えるように、スカートの部分はちょっと互い違いにブロックみたいにかくのとかいいね
近くで見ると、「ロシア」とか「20s」とか人物が言ってたりします。
私トルコの帽子すきだなあ。フェズ。ほしい!

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撮影当日はスカートを杉澤さんが繋げてのばしながら、私もまた絵をかき足しながら
いたちごっこのように広がってゆきました。

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実はまだ後ろのほう出来上がってなくて、私が絵を存分にかき終わったら服として完成させてくれるんだそうです。
たのしみだなー!
出来上がったらみんなに見せたいなフフ

そんなこんなで長くなっちゃったけど「洋服」ぜひぜひご覧くださいな!
ああいいよねえ服すきだなー
コラボの作品ができたうれしさと、私の特別な服ができたうれしさ(個人的)とダブルづかいです。

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