drawing room 終了しました

Fumihito Toba × Misuzu Oyama
exhibition

” drawing room ”

5/1 (Wed) – 5/20 (Mon) 2013
12:00 – 20:00
at Aquvii 【アクビ】

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◯と△、ひとつの部屋に、ひとつの体で住んでいる。◯と△、二人でひとり。
二人のとっておきの客間、” drawing room “にご招待いたします。
(ようこそ、覗きにおいで下さい?)

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aquviiの二階に、ちょっと不思議なおじさんが住んでいて、ふたつの人格を持っている。
そのおじさんがそれぞれ集めたコレクションの「不思議の部屋」をコンセプトにそれぞれ作品を作りました。
(15世紀から18世紀にかけてヨーロッパで、様々な珍品を集めた博物陳列室が作られていて、
ドイツ語のWunderkammerの訳語で、「不思議の部屋」っていうんだってさ)

“drawing room”は古い言葉で「客間」という意味があって、
ふたりのdrawing の、drawing roomというかんじ。ようこそ。

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“drawing room”

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鳥羽くんのテーマはキメラたち
とばくんのとこ
見やすい!!
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私は、「Aquvii」が「人から人へ、アクビが伝染するみたいに広がるといいな」っていうなまえだと聞いていいなと思って、つながる絵、をかきました。

“tightrope”
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右上のほうの人が持っている魚に矢印があって、それが次の絵につながるところ!
魚はどこにいるかというと、

“ribbons”

見送りの船の絵、額のガラスのところに大きな魚がいて、
こんどは船体の窓に矢印、

“1890-1891”
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船にあったのとおんなじ窓枠の絵。
タイトルは、真ん中にコラージュしたスーラの「サーカス」制作年です。
あの絵すごい好きだなースコヤカナルトキもヤメルトキも安定して好きな絵。
最近特集みてたら絵具の出し方とか考え方がどうやら似ていて、生きてたら会いたかったな

“night, night”
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さっきの絵の肖像が持ってたスノードームがこれ。night, night は「おやすみ」

“butterflies in my stomach”
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スノードームの中の人の持ってる本に矢印がついてて、それがこの本です。
古い本に最初から最後までコラージュしたやつ。
“I have butterflies in my stomach”で「そわそわする」って意味らしい。おそろし。

“souvenir”
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本から切り抜かれた思い出たちです。
おみやげ、って日本語のほかに記念品とか、過去の思い出をとどめてるもの、とか記憶とか、色んな意味があって、それがちょうちょうになってふわふわ飛んでるかんじがなんかふさわしいかなと思って。
すぐ忘れたり、ちょうどタイミングよくちょうちょが来て思い出したり、そういうかんじが。

“drawers”
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ちょうちょの顔のひとつがこの人になってます。
この人の顔がはじめのサーカスの絵の幕になってて、幕があくとまたはじめの絵にもどる。
“drawers”は引き出しなのですが、絵をかく人って意味にもなるのかな。忘れちゃった
引き出しの絵がかいてあります。
ちなみにこの絵と、nightnight、souvenir以外はぎんちゃんがいるよ。

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“mur mur”
合作。またやりたい。ざわざわする

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展示期間中なんどか、drawing in “drawing room” もやりました。
アクビのヴィンテージ絵はがきに、お客さまの要望の絵を即興でかくっていうやつ。
おもしろかったなー!
そういえばiphoneをなくしたので画像なくなっちゃった。しょんぼり。
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opening
RENARD DELIのおいしいお料理!
白と黒をテーマに、私のすきなゼリーととばくんの好きなコロッケを作っていただきました。
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ものすごくご報告遅くなっちゃったけど、会いたかったみみずくさんたちにたくさん会えてとてもうれしかった〜
私ととばくん、全然ちがうのだけど同じ波長があって(たとえばWi-Fiと電子レンジの電波が同じというのに似てる)
ぶつからず離れずでおもしろい展示でした。
またやりたいね。
おいでくださったみなさま、作品をお買い上げいただいたみなさま、本当にありがとう。
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