exhibition」カテゴリーアーカイブ

supper supper 2/5-2/28

suppersupper

『 supper supper 』

大山美鈴、鳥羽史仁、Q-TA

2014. 2/5(水) – 2/28(金) 12:00 – 20:00 Aquvii TOKYO

昨年12月、原宿ROCKETで1日だけの晩餐会「THE FIRST SUPPER」を開いた3人が
2月のAquvii TOKYOにて再び、ROCKETで展示した不可思議な料理に加え、
いくつか新たな作品達を用意してお客様をおむかえします。

※期間中のAquvii TOKYOディスプレイ展示のほか、
12月にご好評だった3人の限定晩餐バッジや、それぞれのプロダクトも販売予定です。

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昨年末にROCKETで1日だけ限定で行った展示『THE FIRST SUPPER』
ちょこっとだけお料理がふえてAquviiTOKYOで復活です。
パンだいじょうぶかな…
ROCKET来れなかったかたも、今度は2月いっぱい展示してるのでゆっくりおいでくださいな

AquviiTOKYOは明治通り沿い、渋谷と原宿の中間にある “お土産屋さん”
ちょこっとひねりのきいた、うわーこんなの欲しかった!っていうTOKYOのO・MI・YA・GEがいつも見つかるすてきなお店なので、
お買いものがてらぶらりーとどうぞ!
お店の壁面がギャラリーになっていて、そことか店内に展示、なので気軽なかんじ。腹八分目だよ〜

3人ともそれぞれ全然違うようでそうでもないような不思議な3人でおもしろいです。
ひとりずつのホームページ:
大山美鈴
鳥羽史仁
Q-TA

ちなみに、きっと、途中作品がふえるかもなのでちょこちょこtwitterとかでお知らせします。
間に合わなそうなんだ…へへ…

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aquviiTOKYOeatrium

見て美味しいEAT+museum 【EATRIUM】 @Aquvii TOKYO

aquviitokyoeatrium

3ヶ月毎に変わる期間限定コンセプトを軸に展開する、
コンセプトショップとして2013年10月にリニューアルした渋谷店AquviiTOKYO。
2014年1月2日から3月31日まで、新たなコンセプトと共に再度生まれ変ります。
今回のコンセプトは食。
EAT+museum【EATRIUM】と題し、見て美味しい、実際に食べて美味しいアイテムやイベント、
アートの展示も盛りだくさんですので、是非お気軽にお立ち寄り下さい。

Aquvii TOKYO 【EATRIUM】

2014年一発目のAquvii TOKYOのコンセプトは
『食』を焦点にしてみました。

血となり、肉となり、貴方の源となっている『食』。

その食がとっても美味しくて、

素晴らしく楽しかったらどうでしょ?

『食べることは生きる事、生きる事は楽しむ事。』

ユーモアの有る食卓をご一緒に。

貴方の『食』を少しだけ特別なものにしませんか?

THE FIRST SUPPER 終了しました

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ROCKETのクリスマス企画、20HOST in ROCKET
大山美鈴、鳥羽史仁、Q-TA3人展”THE FIRST SUPPER” 20131208

食卓の上に並んだ作品、よくよく見ると1〜24までの数字が隠れている
クリスマスなのでアドヴェントな展示にしました。
“the last supper”(最後の晩餐)のイメージの食卓だけど、はじまりの晩餐。
でも私間違えて6を2個作っちゃったので12がなかった。探してくれた方がたごめんなさい〜

コラージュのワークショップ(3人が作品をコラージュ素材として並べてきたものをコラージュする)も満員になりました。
25皿目のクリスマスの一皿を、自分でつくるというかんじ。ありがとう!
私たち3人も一皿協力してつくってみました。画像ない。
おんなじお皿にそれぞれデザインしたオリジナルバッジ。これのやつです。

thefirstsupper

お料理はRENARD DELI、3人の好物をそれぞれ缶バッジのイメージで2パターンずつ作っていただきました。
Q-taさんはカレー(肉・野菜)、とばくんはサンドイッチ(白・黒)、私はゼリー(野菜・虹色のフルーツゼリー!)

1日だけでしたがお客さまもたくさんでおもしろかったなー!
来てくださった方がた、気にしてくださった方がた、
RENARD DELI、ROCKETの井上さん荻原さん、まめちゃん、写真とってくれたマーキー、ほんとにどうもありがとう。
なにより、とばくんとQ-TAさん、どうもありがとう。

ワンピースとタイツ ラフォーレ原宿のお店 12/14-12/23

「ワンピースとタイツ」のお店が期間限定でラフォーレ原宿にopenします。

そして私デザインの「トランプシリーズ」ワンピースが発売になるよー!!
ラフォーレ限定になるので、販売も期間限定です。
全部の柄いっこずつ、14種類!すごい!
2013年12月14日から発売します。14日から14種類。おぼえやすい。
ぬいつきの限定「ワンピースとタイツ」セットも販売予定です。間に合うかな、がんばる。

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トランプの絵は2012年の個展「rabbit hole library」(gallery speak for)のときに描いたもので、
不思議の国と鏡の国のアリスをモチーフにしたトランプです。
それに加えて、今回用にトランプの裏面を新しくかきました。
全部の札のモチーフが隠れているよ〜

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12月14日(土)と12月21日(土)には、壁画も制作します。
壁画!できるかなあ!
14日〜23日にお買い上げいただいた方にはノベルティプレゼントもあります。
買わなくてもぜひ遊びにきてくださいな。私も何日かいる予定なので、久しぶりにみみずくさんたちに会いたいです。
3DS持ってる人はぷよぷよでもしましょう〜

12/14〜12/23ね!

THE FIRST SUPPER 12/8

thefirstsupper

『THE FIRST SUPPER』

大山美鈴、鳥羽史仁、Q-TA

はじまりの晩餐。
3人の店主たちが腕によりをかけて作った
1から24までの数字が入った不思議な料理。

25番目の料理は
あなた自身がお好みでどうぞ。

12/8(日)15:00 ~22:00
コラージュワークショップ(90分)
1回目16:00
2回目18:00

【MENU】

店主3人による1日限定『はじまりの晩餐』展示
作品に隠れた1から24の数字

RENARD DELIのアドヴェントFOOD
1皿500円、缶バッジセット1000円
3人それぞれの作品をイメージした料理

ワークショップ 1500円
店主3人の作品素材をお客さまがコラージュ。
特別な25日の一皿をお持ち帰りいただきます。

一日限定缶バッジ販売
76mm 1個600円

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ROCKETのクリスマス企画20 HOST in ROCKET
私と、鳥羽史仁Q-TA3人でいちにち限りの晩餐会をひらきます。

12月8日15:00-22:00
いちにちしか見られない作品たち(中に1~24の数字が隠れていて、アドヴェントカレンダーのように見つけられるしくみ)
おいしい料理(3人それぞれの作品をイメージしたごちそう)
ワークショップ(3人の作品の素材をお客さまがコラージュしてスペシャルなひと皿に)
この日だけの缶バッジ販売(3人2パターンずつ!それぞれかわいくてでっかい76mm)

ぜひROCKETまでおいでくださいな〜楽しみにまってるね。

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【THE FIRST SUPPERワークショップ お申し込み方法】

①件名:12/8(日) THE FIRST SUPPER ワークショップ
②お名前
③参加人数
④連絡先
⑤希望参加時間:1回目 16:00~/ 2回目 18:00~(必須)

を workshop@rocket-jp.com までお送り下さい。 参加決定後こちらよりお返事をさせて頂きます。
※ 定員に達し次第募集を締め切らせて頂きます。

シブカル祭

渋谷PARCOでダイダイテキに行われている「シブカル祭」に参加してます。
私はpart3の3階、Scolarというお店のディスプレイに絵をおいてます。
1ヶ月でなんとかかきおえたよー!!
ここんとこ考えてたこと、渋谷のまち、かきたいもの、好きなもの、めいっぱいぎゅうぎゅうに詰め込んだので
渋谷に立ち寄ることがあったらちょろっと見てみてくださいな。
久しぶりに大きめの絵かいたけどすごい楽しかった〜
私やっぱりかきたいものがいっつもあって行列に並んでるので、他のもの描いてちゃいかんなーと思いました。
間に合わないぜー!

electrowalk

“electrowalk”

電話が場所から人になる、からまる電線と電波の海の底で人もどんどん電波になって泳ぎ回り、ひとりひとりは誰かのニューロンになる。
「いいね!」マークやらことばの形に見える電気信号がとびかって、シナプスがつながって、どこかのモーターが回転して、ほうぼうで街が点滅する。
渋谷の街にネオンのきつね火。
記憶はあらゆるところに散らばっていて、部分は全部、全部は部分、ホログラフィの構造。(デヴィッドボームの!)
中は外になり外は中につながっていて、誰の夢だか分からない電気情報の街。
見ていないとき、鏡の中の世界はどこにあるのか?
見ていないとき、ここはもうすでにそこと逆転して鏡の中にある。

あ、あとpart1の地下1階ブックセンターの「シブカル本棚」にも参加してます。
おすすめの文庫本をオリジナルにカスタムしたしおりと一緒に販売。
私はミヒャエル・エンデ「鏡の中の鏡」をセレクトしました。
展示の絵ともからんでくるのだけど、ほんとにがーんと衝撃をうけた大好きな本です。
エンデ、ファンタジーのイメージが強くてモモとかも大好きだけど、
私は絵をかくときにガーリーでもふわふわしたかんじでもなく、ダークでもなくてただ淡々と事実を記述するメルヘンをかきたいなあと思っていて、
そういうあっけらかんとしたというか、ぽかんとしたかんじ?ほんとに光景を述べるだけなんだけど迷い込んでしまうっていう理想に近い作りをしてる本な気がします。
鏡とおんなじ記述法ってかんじなのかな。映すだけ。

それからもうひとつ、part1の3階、パルコミュージアムのガチャガチャ缶バッジにも絵をかいたよー
あんまり私のことほめない母が「すごいかわいい!ほしい!」と言ってくれた缶バッジです。
あたったら報告ちょうだいまし〜

drawing room 終了しました

Fumihito Toba × Misuzu Oyama
exhibition

” drawing room ”

5/1 (Wed) – 5/20 (Mon) 2013
12:00 – 20:00
at Aquvii 【アクビ】

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◯と△、ひとつの部屋に、ひとつの体で住んでいる。◯と△、二人でひとり。
二人のとっておきの客間、” drawing room “にご招待いたします。
(ようこそ、覗きにおいで下さい?)

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aquviiの二階に、ちょっと不思議なおじさんが住んでいて、ふたつの人格を持っている。
そのおじさんがそれぞれ集めたコレクションの「不思議の部屋」をコンセプトにそれぞれ作品を作りました。
(15世紀から18世紀にかけてヨーロッパで、様々な珍品を集めた博物陳列室が作られていて、
ドイツ語のWunderkammerの訳語で、「不思議の部屋」っていうんだってさ)

“drawing room”は古い言葉で「客間」という意味があって、
ふたりのdrawing の、drawing roomというかんじ。ようこそ。

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“drawing room”

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鳥羽くんのテーマはキメラたち
とばくんのとこ
見やすい!!
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私は、「Aquvii」が「人から人へ、アクビが伝染するみたいに広がるといいな」っていうなまえだと聞いていいなと思って、つながる絵、をかきました。

“tightrope”
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右上のほうの人が持っている魚に矢印があって、それが次の絵につながるところ!
魚はどこにいるかというと、

“ribbons”

見送りの船の絵、額のガラスのところに大きな魚がいて、
こんどは船体の窓に矢印、

“1890-1891”
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船にあったのとおんなじ窓枠の絵。
タイトルは、真ん中にコラージュしたスーラの「サーカス」制作年です。
あの絵すごい好きだなースコヤカナルトキもヤメルトキも安定して好きな絵。
最近特集みてたら絵具の出し方とか考え方がどうやら似ていて、生きてたら会いたかったな

“night, night”
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さっきの絵の肖像が持ってたスノードームがこれ。night, night は「おやすみ」

“butterflies in my stomach”
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スノードームの中の人の持ってる本に矢印がついてて、それがこの本です。
古い本に最初から最後までコラージュしたやつ。
“I have butterflies in my stomach”で「そわそわする」って意味らしい。おそろし。

“souvenir”
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本から切り抜かれた思い出たちです。
おみやげ、って日本語のほかに記念品とか、過去の思い出をとどめてるもの、とか記憶とか、色んな意味があって、それがちょうちょうになってふわふわ飛んでるかんじがなんかふさわしいかなと思って。
すぐ忘れたり、ちょうどタイミングよくちょうちょが来て思い出したり、そういうかんじが。

“drawers”
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ちょうちょの顔のひとつがこの人になってます。
この人の顔がはじめのサーカスの絵の幕になってて、幕があくとまたはじめの絵にもどる。
“drawers”は引き出しなのですが、絵をかく人って意味にもなるのかな。忘れちゃった
引き出しの絵がかいてあります。
ちなみにこの絵と、nightnight、souvenir以外はぎんちゃんがいるよ。

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“mur mur”
合作。またやりたい。ざわざわする

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展示期間中なんどか、drawing in “drawing room” もやりました。
アクビのヴィンテージ絵はがきに、お客さまの要望の絵を即興でかくっていうやつ。
おもしろかったなー!
そういえばiphoneをなくしたので画像なくなっちゃった。しょんぼり。
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opening
RENARD DELIのおいしいお料理!
白と黒をテーマに、私のすきなゼリーととばくんの好きなコロッケを作っていただきました。
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ものすごくご報告遅くなっちゃったけど、会いたかったみみずくさんたちにたくさん会えてとてもうれしかった〜
私ととばくん、全然ちがうのだけど同じ波長があって(たとえばWi-Fiと電子レンジの電波が同じというのに似てる)
ぶつからず離れずでおもしろい展示でした。
またやりたいね。
おいでくださったみなさま、作品をお買い上げいただいたみなさま、本当にありがとう。
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CHOICES FOR GIFTS 4

Exhibitionでお知らせしてたのですが、
CHOICES FOR GIFTS 4というグループ展に参加しました。
ブログでお知らせしそびれちゃったので、
終わっちゃいましたがご報告。

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2013年2月8日(金)- 27日(水)11:00-19:00 毎週木曜休
gallery speak for

出品予定アーティスト(順不同) :
アイハラチグサ(絵画)/姉川たく(刺繍絵画)/いちかわみゆき(あみぐるみ)/宇野佳奈子(コラージュ)/大山美鈴(絵画)/
小笠原徹(絵画)/菅野麻衣子(絵画)/佐藤文香(刺繍絵画)/白根ゆたんぽ(絵画)/田中麻里子(絵画)/塚本衣絵(絵画)/
東ちなつ(絵画)/深谷桃子(ヘッドドレス)/山下良平(絵画)

みんなお話してみると絵そのものだなあというかんじで、
こんなにいっせいに絵かきさんが集まるとおもしろいねえ
山下良平さんお決まりのポーズ!

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私は絵とキャンバスパネル4点とタイツの販売をしました。おかげさまで絵、タイツ共に大きい一枚をのぞいてすべて売り切れです。わあんありがとう!

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rabbit hole libraryぶりにお会いする方もたくさんいらっしゃって、とてもとてもうれしかったです。
絵をかいていれば会えるみみずくさんたち、いつも本当にどうもありがとうございます。
また会いましょ!

ULTRA005

お知らせする前に終わってしまったのだけれど、ULTRA005というアートフェアに出展させていただきました。

エマージング・ディレクターズ・アートフェア 「ウルトラ005
EMERGING DIRECTORS’ ART FAIR ULTRA005
オクトーバー・サイド
Oct. side 2012/10/27 (Sat.) – 30 (Tue.)
スパイラルガーデン(スパイラル1F)
Spiral Garden (Spiral 1F)

世界でも類を見ないディレクターを出展単位とするアートフェア。
多くの人が自由に行き来できるスパイラルガーデン(スパイラル1F)で、
素晴らしいアートを世に出していこうという若い才能たちが、
その新鮮な感性を競い合います(officialより)

—–

私は石坂徹朗さんというディレクターさんのブースからの出展でした。
ギャラリーではなくてディレクター個人のセレクトでアーティストがたくさん集まってきていて、
憧れの絵描きさんの作品もどっさりで、私普通にお客さんとして楽しかったー!!


私の壁はこんなかんじ。
ULTRA005のテーマが「生命力」ということだったのですが、
生命力ってあんまり考えたことなくて、うーん結局は生命力って死を考えることなのかもしれないな、と思って。
作品を描き始めたのが8月だったのもあって新作は盆踊りをモチーフにしました。

生の世界の盆踊りと、死の世界の盆踊り。
死者の踊りと、それをまねた生者のおどり。
双方仮面をかぶっていて、区別がつかないけれど、死者は循環も停滞もしない青い世界にいるイメージ。
両方に共通しているのは仮面と、時計と、ドアなのだけど
時計:現世での時間がどんどん少なくなって行くのを示すもの。
公共の時計には「ultima forsan(ことによると、最後)」現代では「tempus fugit(光陰矢の如し)」
と銘打たれることが多いそうです。死神が時をうつものとか。
ドア:このよとあのよを行き来するところ
仮面については長くなりそうなのであとでかこうかな

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盆おどりの8人(裏)

「盆おどりの8人(裏)」
裏は死者の国の盆おどりです。

・裏返しの時計
・鏡と鏡文字
・鳥をみんな一羽ずつ連れている(霊魂は鳥の姿になる、といろんなとこで信じられてきたそうな)
・右前の着物姿
・青い世界にいるけれど、1カ所だけ色がついててそこから生の世界と交わってる

これに加えて、ウルトラの行われた10月の季語のもようの服をきてます。
猪鹿蝶、鳥、樅、いちょう、柿、みかん、りんご、桃、カラスウリ、菊、もみじ。
おもしろいなと思ったのは、盆踊りとは別にウルトラが10月だから、というだけの理由で季語を10月に設定したのですが
渡り鳥とか小鳥っていう「超えるもの」のイメージがちょうど10月にきてたこと
あと樅の木もおもしろくって、フランス語で「もみのにおいがする」っていうと
死期がちかい(昔は棺桶を樅の木でつくってたんだって)って意味になる。
けど他の月もそれぞれたくさんあるのかもしれないな
で、この死者の盆踊りをまねておどってるのが下のやつです。

「盆おどりの8人」
裏をまねて踊ってるけど死に対する恐怖があって、つまり生命力の反動、っていう生者の盆踊り。
死の舞踏みたいなイメージ。

・仮面でおどる人たち:生者か死者か区別つかない
・それに加えて、自分でなく前の人の顔をかくしてるお面もかきました。
自分でかぶるんじゃなくて、対人関係の中でうまれる仮面みたいなかんじ。「かくす」ためのお面は西洋的かな
・時計:鏡文字でなく、ふつうの、時計まわりの。ヴァニタス!
・カラー(めぐりめぐる、繰り返す)+モノクロ(たまに止まる一瞬、次の層へのステップ)
・スイス・ウルネシュのクロイゼみたいな、帽子がミニチュアの家になってるやつ。
・「あの人たち」の集会:月夜に草原で、音楽や歌、乗馬をして大騒ぎしてかけずりまわり、会った人をさらう。
・灯火行事とか、カーニバル:冬を追い払う、死みたいなものを追い払う行事!追儺。
(ここでおもしろいのは、追儺の行事は8/17ごろと年末に行っていたということ。お盆!)

生者も死者のうらがえしで、世界が裏返ってつながってる関係。
メビウスの輪とか、無限大のマークみたいな
だからキャプションにも無理をいってお願いして、絵の内容の図解をタイトルにしてもらいました。
でもうーん写真撮り忘れちゃったから分かりづらいな…説明できん…
「bonodori」という言葉を円形に、真ん中を地にして並べて、最初のoを8にすると
ちょうど時計のようでもあるし向かい合った文字が鏡の関係になって8は無限大になる。というかんじ。

そしてなんで「8人」かというと、裏のほうから死者が生者の盆踊りに8人だけまぎれこんでいるのです。
探すとおんなじ人が8人だけ見つかるはず!(あともちろんぎんちゃんもいるよ)
8人、は∞からその数にしたのだけど、ノアの箱船にのった人間の数だったり
古代日本では聖数なのに西洋では不吉な数ってとこがなんかふさわしいかなとあとで思いました。

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だいぶ長くなっちゃったけれど、絵かくこと調べてるうちに個人的にすごい発見というかしっくりきたことがあって、
それが仮面とマレビトの関係とか、そのへんのこと。

クロイゼについてはただ見た目的に、頭の上に世界がある無常感というか、
頭山みたいな繰り返し感が気になっていてかきたかったのだけれど
これが年末行事で現れる「マレビト」の一種と思ったら全部つながってびっくりしたという話。

マレビトというのは折口信夫が名付けたもので、時を定めて「ほかの世界」から来訪する、見知らぬもののことです。
現実とは異なる「異界」からやってくるもの。不思議な力を持ってたり、ワザワイをもたらすこともある。
で、まつりの夜、仮面をつけることで、外部からやってくる神に扮することができる。
その異界っていうのはすぐとなりに接してるのに見えないところ、昔は山だったけれど
つまりレンチキュラーシートの向こう側みたいな世界で、クロイゼや「あの人たち」、
私がずっとかいてきているのもそういう人たちなんだなーと思ったのです。
あーだから仮面かぶってるのか!って納得したりとか。

日常と接してる見えない世界から来た人たち、山がレンチキュラーシートのネオンサインの街になってはいるけれど
そういうのがずっと求めて描いてきたもので、
もしかすると私はマレビトを待ち望んでいたり、自分自身がマレビトっていう意識も時々あって
境界があいまいな青い時間や盆踊り、クロイゼ、あの人たちに引っ張られてきたんじゃないかな
で、レンチキュラーの向こうから連れてくるためにはやっぱり仮面による呪的な役割が必要だったのかなと。
全部マレビトってことば1つでわーっとつながって、すごく感動したのだけどこれまた説明するとなるとむずかしいな

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私の新作はそんなかんじで、だからちょっと祭壇みたいな、あとお祭りの屋台みたいなかんじを意識して
真ん中にご神体の鏡をかけました。
顔をうつすと、テントのお面をかぶった自分といっしょに作品がとれる鏡。

ブースでは野嶋奈央子さん、深谷桃子さん、吉本彩子さんと一緒の展示でした。
みんなそれぞれかわいくて、でもかわいすぎなくて女の人らしいわがままさとか芯の強さが見える作品ばかりで
おもしろかった〜

それからお礼が最後になってしまったけれど
ご来場いただいた方々、ほんとにありがとうございました!
久しぶりにお会いする方がたくさんで、私は本当にとてもとてもうれしかったです。
覚えててくださってありがとうー!って毎回ぎゅっと感動しちゃう。
みみずくさんたち、恋人みたいだなって思うけれど遠距離恋愛の恋人と違うのは
約束もなんにもなくて、いつでもなくなってしまう関係なのに
絵をかいてることでああまた会えたうれしいなって思うことができて、それはもろいけどすごいことだな

そして私が遅刻してお会い出来なかった方々ごめんなさい。
また会いましょう!

デザインとアート展(笑)無事終了しました

26日、グループ展「デザインとアート展(笑)」無事終了いたしました。
今回、私は物販で参加だったので絵はださなくて、絵本と、トートバッグと、ぬいグッズをいくつか。
(予想以上にスペース広くってこんなふうになったヒヒ)

トートバッグは、2月の「rabbit hole library」物販で出してたものなのだけど、刺繍をして

裏っかえすとおめんになる!(モデルはかわいいかわいいマコプリちゃんです)

ぬいめとかぐしゃぐしゃだし使いやすいかどうかは分からないけど
アーティストの作った何かっていうならギリ売っても良いのかなっていうかんじ、
「デザインとアート展(笑)」の物販、てことからちょうどいいのかなと自分なりに考えてみたりしました。

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私は一年だけグラフィックデザインの専門学校にいってて、デザインとは「思いやり」って何度かきいたのをよく覚えている。
劇場で、いすとか用意したりセットくんだりイベント全部を企画してお客さんにハイヨーってするのがデザインで、
舞台にたって舞台の上から大声で大多数に呼びかけてるのがアートっていうのが前のイメージだったけれど
なんだかここんとこ、見に行ってるお客さんが手をあげて質問して、それに色んなひとが共感して、
そういうのもアートだし全部ひっくるめてデザインなのかしら、みたいなことを考えてて、
デザインとアート展(笑)(つまり略してデザート展)もそういうかんじしたなー

ハイファッション(デザイン)とファストファッション(生活必需品)がなんだかどんどん離れていく一方で、
デザインとアートはお互い範囲を広げててあいまいになってて、うーんなんだろうって思ってたら
搬入のときに、主催の川本史織さんが
「かわいいから欲しいっていうのはもうアートだから」って言い放ってて
ああなんかいいなってちょっと感動した!

しおりさんはメタポメ(夢眠ねむちゃんとのユニット)で参加で、私もラミカ一枚かったよ。かわいいの

それぞれの展示は、たぶんそれぞれのとこでいい写真見れるはず!
愛☆まどんな
河地貢士
川本史織メタポメ
山田はるか

マコ・プリンシパル
UAMOU

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レセプションパーティでは、渋谷ってことで出展者がギャルに変身してのトークショーをしました。
奇跡の一枚どーん!

これ私!大山美鈴さん!ほぼトリックアートです。

出展者の山田はるかちゃんのメイクパフォーマンスとしてね。
(はるかちゃんは、歌謡曲をアレンジして歌うビジュアル系バンドをプロデュース…とみせかけて、
実は全部自分でやってるっていう作品で参加だったの、これがおもしろいのよ歌うまいし)

左から山田はるか改めだーまや(B系ギャル)、河地貢士改めやおきん(みゆき婦人に扮している)、
川本史織改めかめちむ(浴衣ギャル)、愛☆まどんな改めあいま(女子高生) この写真すき〜


あいまちゃんとマコプリ(グルーミー)

美鈴さんの実際の高校時代はギャルでもなく、おたくでも目立つ存在でもなく
主人公がグラウンドを眺めてる間に学級会をすすめてるモブキャラみたいな、ほんとにふつうの人で
それは絵でも全部のことがずっと今でもそうだなー
放課後も部活ない日は直帰してノート読み直したり本よんだりゲームするのが好きだったので
パーティのときみたいなわいわいしたギャルサーのかんじ、ほんとおもしろかった!

今回のデザート展のメンバーみんなすごいいい人というか私は大好きで
すぐ仲良くなって、探り合いとかもなく夏合宿みたいだったのよ
会えてよかったなって何度もおもいました。
搬出のときみんなでちょっとキュンとしたりしてね、夏の思い出。
しおりさんに感謝〜

あと、最後になっちゃったけれど見に来てくださった方々もほんとにどうもありがとう!
絵なんてわりと一過性のもので、うわーすきって思っても
忘れちゃって、ああいたなそういえば、なんで好きだったのかなってなったりして
だからいつもいつも不安だし、ましてや今回絵だしてないのに
(もちろんほかの作家さんたちはとてもとても豪華でおもしろい展示だったけど!)
また来ましたーって見に来てくださる人がいて、私は電車のなかでちょっと涙ぐんだりしたよ。
ほんとにいつもどうもありがとうです。またちゃんとお礼言えてないなーってかんじがあるよみんな大好きです。
またあおうね。


レセプションには来られなかったけれど、UAMOUちゃん(右ははるかちゃん)

うぇい!

デザインとアート展(笑)

渋谷のギャラリーコンシールで行われる、デザインとアート展(笑)に物販で参加します。

ぎりぎりの告知になっちゃったのですが20日〜26日まで、20日は搬入でうろうろしているよ〜

私は絵本と、ぬいやなんかを出す予定です。


「デザインとアート展(笑)」
ーデザインのように舞い、アートのように刺すー
気分は『アート≧デザイン』

アート作品の制作、発表等の活動をベースに、
デザイン等の商業仕事にも関わるアーティストによる、
写真、ドローイング、インスタレーション等の作品の展示及びグッズ販売。
参加アーティストに関わりの深いアーティスト等の物販コーナーの設置。

(笑)の秘密
オーディエンスみんなが笑って過ごせる時間になるようにとの思いを込めて・・・

□会期
2012年8月20日 – 2012年8月26日
11:00-23:00
※初日は17:00まで公開搬入。
搬入完了後オープニングパーティ予定
※25日は18:00よりレセプション・ギャル座談会等
※最終日は19:00まで

□アーティスト
愛☆まどんな
河地貢士
川本史織メタポメ
山田はるか

□物販コーナー
大山美鈴
マコ・プリンシパル
IMPOSSBLE PROJECT
UAMOU

□場所
ギャラリーコンシール
〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-11-3 4F
TEL/FAX:03.3463.0720
MAIL:conceal@renovationplanning.co.jp
OPEN:11:00 – 23:00

おもしろい方だらけなので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいな。

川本史織さんは「情景ならびに喉、指先」(葵&涼平)のときにあのかわいい影絵の写真を撮っていただいたカメラマンさん!うふふのふ

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CollaborATelier 大山美鈴のコラボ・アトリエ(Studio Voiceにて連載中)